どう考えても、おかしい。
一人の独裁者と、そのおかげで党首になれた苦労知らずのお坊ちゃん総理に、いつまでこの国は振り回され続けるのか!
政権与党の幹事長でありながら、日本の未来像を示す意欲も能力もなく、只々、権力を握るためにバラ撒きと豪腕による昔の自民党仕込みの選挙法だけで力を誇示し、政治資金規正法違反事件で明らかに〝クロ〟でありながら、恬として恥じない、厚顔無恥の極たる小沢一郎。
かたや、口先三寸で人気を取ろうとして、その浅薄な〝人道主義〟を以って、日本経済を本当に奈落の底に突き落とそうとするばかりか、国防という国会議員が国民から付託を受けている最大の責務の一つを放棄しようと考えている、違法献金の〝クロ〟、売国奴首相、鳩山由紀夫。
こんな、どうしようもない人間を国会議員に選んだ選挙区の有権者の方々。失礼ながら、あなた方の罪は非常に重い。とてつもなく重い。
しかし、それ以上に重い罪を負うべきは、他ならぬ(大手)マスコミである。
与党の1、2トップがこれだけのことを犯して、どうして、辞職をせずに存在し続けられるのか?
悲しいかな、日本では大手マスコミが〝世論〟を操作している。
そのマスコミが、本気で退陣させようと思えば、事件が明るみに出た時点で、このどーしょーもない2人は、完全に辞職に追い込まれていた筈だ。
思えば、安倍政権時代、主要閣僚でも何でもない一閣僚の事務所経費や水道光熱費(そう、あの「何とか還元水」問題である)で、いったい何人の大臣の首が飛んだだろう。
あの時は、マスコミ全体が虚に吠えた。万犬が虚に吠えた。
あの論理を単純に当てはめたなら、もし、自民党政権なら、とっくの昔に辞職している筈だ。下手をしたら、内閣総辞職ものかもしれない。
ところが、マスコミは、民主党の支持率の低下は、事実として(致し方なく)報道しながらも、徹底追及するという姿勢は、皆無、全くゼロと言っても良いほど見られない。竹光によるチャンバラ劇を見せられているようなものだ。
それはなぜか?
答えは簡単である。当のマスコミが、アメリカの民主党政権の〝チェンジ〟よろしく、日本も〝政権交代〟というチェンジを徹頭徹尾、支持し、この民主党の持つ危険性を指摘するあらゆる存在を無視し続けて、成し遂げた政権だから、である。
大手マスコミよ、「民主党に政権を与えたのは私たちの間違いでした」と、国民に対して懺悔せよ!
この政権交代は、あまりにタイミングが悪すぎた。
戦後日本の安全を護ってきた日米同盟の軍事同盟としての重みを毫も知らない左翼首相にとって、北朝鮮や中国共産党が、どうやらアジアの同士に見えるらしいのだ。
アメリカという世界一の軍事力を持つ国の力の下で庇護されてきたことを、憲法9条により護られてきたと、いまだに本気で考えている、民主党・社民党、その他護憲派と言われる面々よ、あなた方が平和を求める心そのものは、良いことではある。しかしながら、残念ではあるが、現実世界というものは、平和を望むというだけで、平和が訪れることはない、そんな甘いものではない。警察がいなくなれば治安が悪くなるのは、厳たる事実であり、日本の交番制度が、罪を犯させない抑止力として働いている点に注目した外国からも認められ、「コウバン」制度が輸出されている点からも同様の説明はできよう。
そう、国家が国家として成り立つ要素として、軍事力は、少なくとも他国に自国を侵させないという意味で必要不可欠である。これはプラトンまで遡らなくとも、厳然たる事実である。そういう意味で、護憲派と言われる人達の考えは、「理想」ではなく、「非現実」なのである。
日本の努力なしに平和が保たれてきたことの弊害からか、中には、日本を非武装中立を目指すこともあるなどと、のたまう輩さえいる。
保守系の人なら、当然の常識であるが、例えば、永世中立国のスイス。
プライベートバンクで、世界のお金が集まるこの国がもし非武装だったら、あっという間に、他国に侵攻されているだろう。
そう、スイスは、その国民一人一人が非常に高い防衛意識をもった、れっきとした武装国家である。
非武装中立などという国は、日本国憲法の前文のような有り得ない空想(理想ではなく)論を本気で信じるオメデタイ人達の頭の中にだけ存在する幻想である。
そして、今、最も大きな問題は、この現在日本が置かれている情勢を、軍事のことを露も知らぬ左翼・平和ボケ首相によって、日米同盟という日本を護る最も大事な軍事同盟に亀裂が入り始めていることにある。
現在、日本を取り巻く情勢は、①アメリカが自国の財政状態改善のために、国防予算の削減を考えており、オバマが実は関心が薄い東アジアからも手を引こうとしていること、②中国共産党が、その中華思想で、軍事力でまずは台湾を併合し、アメリカが日本から手を引いた後、沖縄に触手を伸ばし、次に日本を軍事制圧し、植民地化しようと虎視眈々と狙っていること、③中国に支えられている、ならず者国家、北朝鮮が、同様に日本を脅して日本を我が物にしようと狙っている、という非常に厳しい状況の中にあって、最も大事な日米同盟に、亀裂が入り始めているということである。
この最も厳しい時に、最も最悪の政党・領袖を選出させてしまった訳である。
有史以来、最悪と言っても良いのは、今まで、他国との戦、戦争はあったとしても、例えば元寇であれば、暴風といった天佑に恵まれてきたことはあったが、今回はそういう訳にもいかず、また、先の大戦で敗戦したとは言え、独立国家として、他国の辱めを受けることはなかったのが、今回は、初めて(帝国主義の)他国の植民地にされる恐れが、現実として発生する恐れが出てきているということである。
『西郷隆盛 日本人への警告』(大川隆法著、幸福の科学出版)という本が、最近出版された。
このままで行くと、日本は中国の植民地となると、西郷隆盛その人が、日本の未来を憂慮し、現在只今、メッセージを送って来ているのだ。
この衝撃の事実を、一人でも多く受け止めて欲しい。
そして、この未来に起こる不幸を回避する一人として、声を上げて欲しい。
自分の知人・友人に伝えるだけでも良い。その声が累積し、一定数を超えたら、「この国を本当は嫌いな国家指導者達」が、その座から追われることとなろう。そして、本当に、この国を世界を経済面でも文化・精神面でも立派に牽引・指導できる徳ある政党が取って変わるだろう。それを心の底から希求する。