昨日の朝、いつもは観ないチャンネルのニュース番組をたまたま観ていたら、米軍基地が撤退したフィリピンを取材し、〝米軍基地が撤退した後の状況〟について、ミニ特集的に取材結果を報道していた。
ところが、である。
米軍基地があった場所が、現在、リゾート開発されていたり、遊園地になったりという紹介が続いて、いよいよ本題が、その最も大事な本論が報道されるのかなと思っていたら、何とそれで終わってしまった。
物理的な跡地だけの報道のためだけに現地に飛んで、それだけを報道して終わったのである。
日本のマスコミの偏向報道は、これでもかというくらい喰らったので、もう相手にしていなかったが、流石に、この報道で、そのあまりのひどさに、ああ、これではもう報道の名に値しないマスコミは自滅してもらうしかない、と改めて感じた次第である。
そう、軍事基地が撤退する、ということの意味を、その最も大事な点を全く報道しなかったのだ。
最後の方で、市民の一人がインタビューに答えて、「(米軍が撤退した影響として)中国と戦争することになったら、今のフィリピンでは勝てないでしょう」と言ったが、単なる一市民の意見である。
米軍が1992年にフィリピンから撤退した3年後、1995年に、中国軍はスプラトリー諸島(南沙諸島)を占領した。もちろん、フィリピンにはそれを守る力があろうはずもなく、アメリカは中立を保ち、そして、スプラトリー諸島は今でも中国軍が占領している。
これは事実であるので、隠そうとしなければ、当然に出てくる重要論点であり、意図的かどうかは分からないが、軍事基地が無くなるということを報道するなら、この点を報道しなくて一体何を報道するというのか。
昨日、「無告の民たる日本人」と書いたが、それは、ある一定の価値判断に基づいて、亡国マスコミが恣意的に報道しない、ということを主たる意味として書いたが、上記のような〝事実であり歴史〟は、流石にその範疇の外にあるものだと思っていた。
ところがこの有り様である。
もう、何をかいわんやである。
この亡国マスコミによる、重要な事実を報道しない、または、真逆のものを声高に主張する姿勢により、これ以上、国民がミスリードされないよう願うばかりである。
現代のハーメルンの笛吹き男、亡国マスコミよ、自滅したいなら自分達だけで自滅せよ!
これ以上、その笛で、国民を崖の下に落とそうとすることは即刻やめよ!
そして、こうした笛吹き男の笛から自由になりたい方よ。
愛国心がある、真っ当な軍事の専門家の考えとして、田母神俊男氏の著作を読むことをオススメする。
それが難しい方なら、ネットでその考えを知るだけでも良いでしょう。
ただ、こうした真っ当な人であるのに、最後の砦だった筈の保守自民党から、この人は抹殺された。
シーザーが言った有名な言葉、「ブルータスよ、おまえもか」の時の気持ちは、「自民党よ、おまえもか」と置き換えると、当時のシーザーの気持ちも分かろうというものだ。
一人だと、賛同してくれる人は沢山いても政治的な力という意味では力を持てない。
政治的に一定の勢力が必要である。
この真っ当な考え方をし、更に気概と見識を持つ政党は、唯一つ、「幸福実現党」のみである。
この夏の参院選まで時間は限られている。
このブログを読んだ方よ、あなたの知人にも伝えて欲しい。
今、日本が向っているのは、向かわされているのは、〝善意で舗装された地獄への下り道〟であることを。
そして、幸福実現党のみが、この難局を切り開くことが出来る唯一無二の政党であることを。
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