2010年6月4日金曜日

もっと恐ろしいハーメルンの笛吹き男

本日、第94代首相に、菅直人民主党代表が選出された。
この週末の組閣人事で、小沢色を一掃する閣僚で自らの政権を固めるものと思われる。
昨日、ちらっと書いたが、とうとうこの国の民は、こともあろうに筋金入りの左翼を国の領袖に選出させてしまった。
しかも、民主主義の正当なる手続きを経て。

風が吹けば、桶屋が儲かるということばがある。
言わずと知れた慣用句であるが、「風が吹く」ところから「桶屋が儲かる」ところまでの因果関係を読めとは言わない。でも、風が吹いて、目が見えなくなった人が増えて、そうした人が就く職業である三味線ひきが増える、くらいまでは読めてもいいだろうと思う。

そう、風が吹いて、風力発電で電気代が助かるとでも思ったのかどうか分からないが、左翼に政権を与えるなんて、狂気の沙汰であり、あまりに危機意識を欠いた〝自殺的選択〟であった。
そして、民主党の議員構成を見れば、「民主党」という枠の中には、共産党・社民党以外の左翼が〝ふんだんに〟入っているのが分かったはずである。
日教組や連合など、その支持団体を見ても、それは明らかだったのに、左翼であることおよび左翼の危険性について、見抜いた人は皆無に等しかった。

そして、その結果として誕生した首相、鳩山由紀夫という稀代まれなる無責任男により、国防の危機が顕在化した。
さすがに国民も、この無責任男の〝正体〟を知って、不支持を突きつけた。

ところが、である。
問題は、この平和ボケ首相も、何も考えていないことで危機を煽ることとなったが、次に現われたる菅直人こそ、確信犯の亡国論者であることに、国民がまだ気づいていないことである。

弱者保護という美名の下、国を弱らせ、崩壊させることを望んでいる左翼の笛により、夢遊病者のように国民が崖の下に転落するまで誘導され始めるのだ。

菅直人が、防衛に関する自分の考えを述べたことを寡聞にして知らない。
昨年、本気で政権を取りにいった衆院選直前のTV番組の討論で、民主党の外交・防衛について、明確なものが出されていないと司会者から振られた際、一瞬沈黙した後、慌てて、これから考えていく、という狼狽ぶりを見逃さなかった方もおられることと思う。
選挙直前というのは、最も大事な基本政策は、ガチガチに固まっている時期である。
その時期にして、だ~れも、な~んにも考えていなかったのが、図らずも露呈してしまったわけである。
それも、個人的に一定の見識があれば、その質問に対して切り返しての回答が出来たはずであるが、時間にして数秒の沈黙があったのは、TVでは長い印象を与え、狼狽を充分に感じさせる時間であった。

このように、外交・防衛は、特に考えておらず、また、今まで財務大臣でありながら、経済オンチと称された、経済・財政の素人であることも分かっている。

では、この新たな首相は、一体何が得意で、何をしたいのだろう?
それは、その出自を見れば明らかである。
「社民連」
これに尽きるのではないだろうか。
こうした面々が共通に使用することばがある。
それは、〝市民〟。
国を認めていない連中が使う言葉の典型である。

そう、やりたいことは、この「日本国の崩壊」である。
そして、そのマインドの中心にあるのは、国家に対するルサンチマンである。

この左翼運動家首相がこれからやることは、弱者保護という媚薬をかがせての社会保障のさらなる充実と、その目的を達するための増税と、結果としての経済の破綻、つまり日本国破綻である。
その間、外交・防衛でも問題が出てくることは容易に推定できる。

それを経済界も、円安論者くらいにしか見ていないから、もどかしい。増税論者に何で財政再建が出来るのか、そんなことが出来るわけがないのは、素人でも分かる話であり、どこからでもいい、反○○首相ではなく、反左翼民主党として、何としても警告を発し、政権を一度国民の手に返してもらう必要がある。

この、人の言うことに全くといって良いほど聞く耳を傾けない、人の言うことを聞かない自我の塊、左翼運動家首相の笛の誘導により、崖の上から落ちる人が出ないうちに、亡国左翼民主党の正体を知らしめ、解散総選挙に持ち込まない限り、この国の未来が危ない。

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